東京国立近代美術館主任研究員。1979年生まれ。一橋大学言語社会研究科修了。府中市美術館学芸員、東京ステーションギャラリー学芸員を経て2021年から現職。戦後日本のアヴァンギャルド芸術を中心に、マンガ、大衆誌、広告ほか雑種的な複製文化と美術を交流させる領域横断な展覧会を企画。単著『芸術のわるさ』(かたばみ書房)2023年刊行予定。主な企画展に「石子順造的世界―美 術発・マンガ経由・キッチュ行」(2011-12 年、府中市美術館、第 24 回倫雅美術奨励賞)、「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい」(2014 年、東京ステーションギャラリー)、「パロディ、二重の声――日本の 1970 年代前後左右」(2017 年、同)など。主な論考に 「俗悪の栄え――漫画と美術の微妙な関係」『実験場 1950s』(東京国立近代美術館、2012 年) など。