展覧会評

和傘の美しさが映える昭和初期の雨の京都

紙に潜む胡蝶の夢が舞う調べ 山下和也個展「翅翅(しし)」自在空間ArtStep 三木学評

異なる知覚世界を復号する豊かな驚き「デコーディング・ワンダー」The Terminal KYOTO 三木学評

変り続ける写真というイメージを追いかける「Temporary Contemporary Photography」YOD Gallery 三木学評

美術受容の歪みから新しい表現の生態系へ「梅津庸一 クリスタルパレス」国立国際美術館 三木学評

展評「藤井湧泉の絵画世界――ネコトラとアンパラレル・ワールド」八幡市立松花堂美術館 秋丸知貴評

新時代の日本画を見定めるのは可能か

造形要素とメディウムを等価につないだ大きな軌跡「没後30年 木下佳通代」大阪中之島美術館 三木学評

Review ‘Daiki Nishimura Solo Exhibition — Absent Landscape, Peaceful Sea’ at hakari contemporary (by Tomoki Akimaru)

意識下へ飛び込んで永遠と刹那を往還する アン・ジュン(Ahn Jun)「重力へ:方向と座標」入江泰吉記念奈良市写真美術館 三木学評  

仏教的瞑想を体感 フランシス真悟、初の回顧展を堪能 市原尚士評

空海の旅と密教の伝播を辿るインスタレーション「空海 KŪKAI ―密教のルーツとマンダラ世界」奈良国立博物館 三木学評

ハイビジョンの描写と発光する画面。写実と装飾を統合した「日本画」の到達点「没後50年 福田平八郎」大阪中之島美術館 三木学評

展評「Theo HAZE(テオヘイズ)――宇宙叙事詩~Black Sun~」YOD Editions 秋丸知貴評

秋田で踊る画家の「日常」を描いた木炭画がVOCA賞@上野の森美術館

木に刻まれた日本の身体観「円空 ―旅して、彫って、祈って―」あべのハルカス美術館 三木学評

多読せよ、精読せよ…第8回横浜トリエンナーレはテキストの祭典か?市原尚士評

観光ペナントとは何か? 戦後室内に広がった日本の風景「日本「風景(ペナント)」論」谷本研《観光ペナント》コレクション展 京町家 絵本館むむむ 三木学評

展評「西村大樹――不在の風景、平穏な海」hakari contemporary 秋丸知貴評

自然との小さな営みを永遠に変えるガラスの光 佐々木類「雪の中の青」アートコートギャラリー 三木学評