質問1これまでの美術評論でもっとも印象的なものについてお答えください。
Anda Rottenberg氏の「Postindustrial Sorrow」(2000、Kunsthalle, Wiesbaden, DE)展に寄せた同題のテキスト 東欧革命以後の混乱と、それに翻弄される作家たちの姿を的確かつ哀愁を込めて論述する文章であり、理知的な鋭さと情動的な深みが同時に伝わる優れたテキストとして記憶に残る。
質問2これからの美術評論はどのようなものになりうるかをお答えください。
情報流通の速度とプラットフォームが飛躍的に変化し、またAIの応用可能性によって美術評論のあり方も大きく変わると思います。ただしそこでの批評の役割は一層重要なものとして位置付けられると思います。