美術評論家連盟は、今年創立70周年を迎えました。美術評論家連盟では2004年に50周年、2014年に60周年記念のシンポジウムを開催しましたが、70周年の今年は会員に広くアンケートを行い、結果を『美術評論+』で公開いたします。本企画は、美評連がそもそも美術評論を継続する個人の集合体であるという根幹に立ち戻り、各人の見解やビジョンを生かそうとするものです。
21世紀も約四半世紀が過ぎた現在、世界は政治・経済・環境・社会・科学・技術をはじめ大きな変動の時期にあります。美術や美術評論も例外ではありません。本アンケートが、そのような過渡期において現在から過去を見据え未来に向かっていくための多様な意見のリポジトリとなり、読まれた方々が新たな思考や実践をつむいでいくための触媒(カタリスト)となることを願っています。
質問1:これまでの美術評論でもっとも印象的なものについてお答えください。
質問2: これからの美術評論はどのようなものになりうるかをお答えください。