質問1これまでの美術評論でもっとも印象的なものについてお答えください。
Michael Fried, “Art and Objecthood,” Artforum 5, no. 10 (June 1967)
それまでのミニマル・アート論を一掃し、今に続く解釈を打ち立てると同時に、図らずもモダニズム批評の限界を示して、1970年代以降の美術と批評の方向を逆説的に示すことにもなった、現代美術の批評の金字塔と言える。
質問2これからの美術評論はどのようなものになりうるかをお答えください。
キュレーターが作品の評価に大きな役割を果たす状況は続くため、美術批評は、即時的なレビューと研究色が強い論考の二極化がますます進むと思われる。