質問1これまでの美術評論でもっとも印象的なものについてお答えください。
宮川淳「アンフォルメル以後」 形式における美文、内容における犀利さにおいて圧倒されれ、何度となく読み返した論文です。ただし現在ではそれ以後の日本の現代美術の展開にとって功罪相半ばするのではないかと感じています。
Michael Fried “Art and Objecthood” 言わずと知れたグリーンバーグ門下の俊英によるミニマル・アート批判の論文です。難解でありつつこれほど多産的な論文をほかに知りません。文体を含めて自分の批評のスタイルについても大きな影響を受けました。
質問2これからの美術評論はどのようなものになりうるかをお答えください。