「美術評論のこれまでとこれから」林寿美

質問1これまでの美術評論でもっとも印象的なものについてお答えください。

ロラン・バルト「サイ・トォンブリ ”または”量ヨリ質」

 

質問2これからの美術評論はどのようなものになりうるかをお答えください。

インターネット上での発表がますます増えるとすると、双方向的な、あるいは複数の批評家が即時に応戦するような評論のあり方も面白いのではと思います。

 

 

著者: (HAYASHI Sumi)

インディペンデント・キュレーター。国際基督教大学教養学部卒業後、1989年よりDIC川村記念美術館に勤務。「なぜ、これがアートなの?」(1998)、「ロバート・ライマン」(2004)、「ゲルハルト・リヒター」(2005)、「マーク・ロスコ」(2009)などを企画。2010年「バングラデシュ・ビエンナーレ」日本コミッショナー。2012年に同館を退職後、「ヨコハマトリエンナーレ2014」、「Robert Frank: Books and Films, 1947-2017」(2017年/デザイン・クリエイティブセンター神戸)、「トラベラー まだ見ぬ地を踏むために」(2018年/国立国際美術館)をはじめ、内外の展覧会やプロジェクトに携わる。2019年にはディレクターとして、神戸で初めてのアートプロジェクト「TRANS- 」を立ち上げた。