(Honnami Kiyoshi)

1954年富山県生まれ。現代美術研究/都市環境デザイナー。現在、NPO法人環境芸術ネットワーク代表。日本大学(建築専攻)を卒業後に綜合設計事務所(東京大学大学院丹下健三研究室で丹下自邸などの設計に参画した山梨清松が主宰する都市・建築・環境設計事務所)に都市環境デザインナーとして35年間勤務(在職中に慶応大学(哲学専攻)で学び「西洋哲学」などの単位取得)。1995年から浜口隆一(建築評論家)の勧めで、本業のかたわら本阿弥清 (筆名)で評論活動を本格的にスタート。NPO法人運営「虹の美術館 (静岡市)」館長 (2000~2005年)。多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員 (2010~2016年)

■受賞・入選歴:第14回(2009年)美術出版社《美術手帖》「芸術評論募集」入選 『もの派…隠された真実をめぐって』。

■単著:2016年『もの派の起源(石子順造・李禹煥・グループ幻触がはたした役割)』水声社。
■共著: 1997年『エコロジカル・スカルプチャーは可能か?』(E・S研究会)※杉山恵一+村上誠+ほんなみきよしの共同執筆 他
■編著:2002年『石子順造とその仲間たち…対談集(李禹煥×中原佑介/飯田昭二×針生一郎/前田守一×尾野正晴/丹羽勝次×立花義彰/鈴木慶則×李美那/小池一誠×本阿弥清)』、2004年『石子順造は今…対談集(池田龍雄×中村宏×峯村敏明×鈴木慶則×本阿弥清)』、2005年『グループ幻触の記録』(以上 虹の美術館)、2022年『道祖神リプレゼンテーションの8つの成果(深澤孝史企画)』(山梨県立美術館) 他
■寄稿(雑誌・美術館図録・その他):<雑誌・寄稿> ※国内…1995年『連載・地域主義の時代シリーズ11(浜口隆一論)』月刊「近代建築」12月号、2010年『もの派と石子順造と幻触の知られざる関係』月刊「あいだ」vol.171 4月発行、2019年『台湾當代美術瞥見』月刊「あいだ」vol.251 12月発行、2020年『幻触と1960年代末の美術』月刊「あいだ」vol.254 10月発行 他
※海外…2016年 香港『グループ幻触ともの派Group Genshoku and Mono-ha』「美術手帖」アジア版vol.2、3月発行(日本語、英語、中国語版)、2020年 台湾『飯田昭二、石子順造、李禹煥』月刊「芸術収蔵+設計」 6月号(中国語版)、2024年『靉嘔 虹的激浪狂熱分子 展…テキスト』「台湾・ヒロヒロアートスペース」(中国語版)
<展覧会図録(論考・執筆)> 2014年『石子順造と幻触』「グループ幻触と石子順造1966-1971展」静岡県立美術館、2014年『飯田昭二と「もの派」の知られざる関係』「飯田昭二展」鎌倉画廊、2023年『鈴木慶則…石子順造と共に歩んだ美の探求』「鈴木慶則-石子順造と歩んだ世界展」ギャラリーQ 他

■展覧会キュレーター: 2001年「仮設であることの意味展(クリスト・靉嘔・磯辺行久・関根伸夫・川俣正・天地耕作グループ)」、2001年「石子順造とその仲間たち(グループ幻触…飯田昭二、前田守一、丹羽勝次、鈴木慶則、小池一誠)展」、2002年「岩崎永人展」、2003年「太田三郎展」、2004年「池田龍雄・中村宏・鈴木慶則展」、2004年「靉嘔(アイオー)展」、2005年「<場>の環境展」(以上 虹の美術館)。2010年「石子順造と丸石神」(多摩美術大学芸術人類学研究所)※中沢新一+椹木野衣+本阿弥清の共同作業。2017年「グループ幻触(飯田昭二・鈴木慶則・長嶋泰典)」かけがわ茶エンナーレ 2017(静岡県掛川市)。2020年「三島由紀夫と天人五衰展」(静岡市三保松原文化創造センター) 他
■展覧会協力:1991年「磯辺行久展」(目黒区美術館)、2005年「もの派-再考」(国立国際美術館)、2007年「収蔵品展・虹の美術館の軌跡」(静岡県立美術館)、2014年「グループ幻触と石子順造1966-1971」(静岡県立美術館)、2014年及び2020年「飯田昭二」(鎌倉画廊)、2020年「飯田昭二展」(台湾・ヒロヒロアートスペース)、2021年「飯田昭二を偲ぶ会/遺作展」(アートカゲヤ画廊)、2021年「道祖神リプレゼンテーション…深澤孝史」(山梨県立美術館)、2023年「鈴木慶則-石子順造と歩んだ世界」(ギャラリーQ)、2024年「靉嘔 虹的激浪狂熱分子 展」(台湾・ヒロヒロアートスペース) 他

■作家インタビュー(日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ):※加治屋健司らと実施…2010年「鈴木慶則」(インターネット配信2010年)、2010年「丹羽勝次」(配信2011年)、2010年「飯田昭二」(配信2011年)(以上 グループ幻触)。2011年「靉嘔」(配信2014年)

■都市環境デザインナーとしての主な作品:2015年「梅原 猛(哲学者)揮毫碑」※富士山世界文化遺産登録記念(静岡県)