図1 ポール・セザンヌ《ノルマンディーの農場、夏》1882年
図1 図解
コート―ルド美術館の所蔵作品。画面中央からやや下側の遠景の白い小点が、構図の中心点である。この白い小点を構図の中心点として見ると、画面全体の樹葉が円を描いているように感じられる。
図2 ポール・セザンヌ《北フランスの風景》1885年頃
図2 図解
鹿児島市立美術館の所蔵作品。画面中央からやや左側の遠景の建物を示す平行四辺形の右上の頂点にある白い小点が、構図の中心点である。この白い小点を構図の中心点として見ると、画面左右の樹木と白壁が円を描いているように感じられる。
図3 ポール・セザンヌ《葉を落としたジャ・ド・ブッファンの木々》1880年代
図3 図解
国立西洋美術館の所蔵作品。画面中央からやや右側の遠景の稜線上にある白い小点が、構図の中心点である。こうした稜線上に中心点があるのは、《マルセイユの湾岸、エスタックからの眺め》(1885年頃)(R. 625)に共通している。この白い小点を構図の中心点として見ると、画面左右の樹木が円を描いているように感じられる。